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2027年4月放送決定『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックスゼロ)』神山健治監督のインタビューを公開!
DATE2026.09.14

2027年4月にテレビ放送が決定した新作ガンダムシリーズ『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックスゼロ)』より、先日の「SDCC(サンディエゴ・コミコン)」にて実施された神山健治監督のインタビューを公開いたしました。

本作から広がる世界観やコンセプトについて語っていただいておりますので、ぜひチェックしてみてください。

神山健治監督 インタビュー

――新作アニメ『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックスゼロ)』、そして本作を中心に広がる世界観について、どのような作品かご紹介いただけますでしょうか。

神山 太陽系外から飛来した恒星間航行可能物体(のちにアポカリプスと呼ばれる)と人類との地球での生存権をかけた戦いとその背景で展開する少年少女の葛藤と成長の物語です。

――これまでのガンダムシリーズについて、個人的にどのような印象をお持ちでしょうか。また、本シリーズの魅力や強み、特にお気に入りの作品があればお聞かせください。

神山 ガンダムは日本アニメ史上初めてどこにでもいる少年を主人公として恣意的に描いたアニメだった。放映開始時、主人公と同年代だった自分は、登場人物の思いに自分を重ねてみていた記憶がある。アニメが、これほどまでに豊かな感情表現を可能にする表現方法だ、ということを気づかせてくれた特別な作品。したがってファーストガンダムが自分にとっての金字塔です。

――ゲームとの共通の世界観を構築するにあたり、アニメ制作チームとゲーム開発チームはどのような形で連携されたのでしょうか。

神山 初めはゲームサイドから宇宙怪獣的な巨大メカとガンダムが戦うという設定を投げかけられ、アニメサイドは敵の存在とこの世界で起きる戦争の構造を設定構築し、その上で展開する物語を作って行った。それを受けゲームサイドは100年後の設定を構築して行ったのだと思います。

――「GUNDAM ROGUE ORBIT」では、人類にとっての「宇宙からの未知の敵」が登場することが、ファンの間で大きな反響を呼びました。新作アニメでも、こうした対立の構図は描かれるのでしょうか。もしそうであれば、そのような設定を採用した意図についてお聞かせください。

神山 描かれます。ですが、まずはゲームの操作性とゲーム性から考案された「敵」のイメージ、そこは共通のプラットフォームとした上で、それぞれの表現にあった設定、方法論を選択していきました。

(AUTOMATON 9月2日掲載:元記事

――この新しいガンダムプロジェクトは、どのくらいの期間をかけて開発が進められてきたのでしょうか。また、最初にお話を受けられたとき、「これこそ描くべき物語だ」と確信させた企画の核となる要素は何でしたか。すぐに心に響いた特定の切り口やコンセプトはありましたか。

神山 話が来たのは5年ほど前、コロナ禍の時期だったと思います。その時期は別の監督作品がいくつか被っていた時期でもあり、着手に時間がかかってしまいました。それでもガンダムは自分がもっとも影響を受けたアニメシリーズであり、今までとは基本的な設定をことにするオリジナルシリーズを作れるというところに惹かれ、絶対に監督しようと思っていました。

――『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』は既存の世界観(時系列)の中に位置づけられるのでしょうか。それとも、独自の時間軸を新たに打ち立てるものなのでしょうか。

神山 このシリーズ独自の時間軸となっています。ですが、あえてレイという名の主人公を登場させた理由は、新しい時間軸の物語、世界観設定の中においても、彼こそが主人公なのだということを、複雑な説明を抜きに視聴者に直感的に理解して欲しかったからです。他にも赤い色を纏ったキャラが登場しますが、ガンダムシリーズにおいて赤が意味するものがなんなのかも、直感的に理解して欲しかったのでそうしています。

(Gizmodo (io9) 8月13日掲載:元記事※英語


監督・シリーズ構成 神山健治
1966年埼玉県生れ。映画監督、脚本家、演出家。TVアニメシリーズ『攻殻機動隊S.A.C.』(2002年〜2005年)では監督およびシリーズ構成を務め、大ヒットを記録。その後、荒牧伸志と共同でフル3DCGアニメ『ULTRAMAN』(2019年)および『攻殻機動隊 SAC_2045』(2020年)を監督。全世界で劇場公開された『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』(2024年)を監督した後、『スターウォーズ ビジョンズ』中の1編を監督した『九人目のジェダイ』(2021年)のシリーズ化作品『Star Wars: Visions Volume 3』(2026年)では総監督を務めた。